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思考録

個人の感想であり、効果・効能を示すものではございません。

憲法改正と譲位と

天皇陛下の生前退位、つまり皇太子殿下への譲位の意向が伝えられている。

 

近く陛下御自身のお言葉で語られるそうだが、このような伝えられ方をみるに、やはり譲位のご意向であることは間違いないようだ。

そうとなれば、それに応えるのはこれまで国家に尽くされてきた陛下への、せめてもの恩返しであろう。

天皇が「象徴」となった現行憲法下で、明治維新以来規定されてこなかった太上天皇(あるいは上皇)がどのうような地位と役割をもった位になるのか。難しい議論が待たれるが、陛下のご年齢を考えればのんびりと構えているわけにもいかない。国会議員諸氏には早急に知恵を絞り尽くして決めてもらいたい。

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しかし、本件の「政治利用」は厳に慎まなければならない。

明仁天皇の「生前退位の意志表明」は安倍政権と日本会議の改憲=戦前回帰に対する最後の抵抗だった!|LITERA/リテラ

上のように伝えるメディアもある。

このリテラの記事は、安倍政権が「政治利用」をしているとして批難する文でしめくくられているが、私の見方は逆である。

 

参院選後のこのタイミングで伝えられたのは「参院選への影響を避けるため」であり、「参院選の結果をみて、天皇陛下憲法改正阻止を狙った」などではないだろう。

そう思う最も大きな理由は、リテラのいうように陛下自身が日本国憲法を非常に大切に思われていることだ。

その憲法を守るために、憲法に認められた改正の手続きを阻害し、また憲法上許されていないはずの政治への関与を間接的に図る。また、そんなふうに自らないがしろにされる憲法に対して、その条文を変えさせまいとこだわる。そこに一体どれだけの意味があるのだろうか。

今上陛下は、仮に憲法を改正してほしくないとお心内で思われていたとしても、決してそれをこのような形で実現しようとされるようなお方ではない。国民が改正を決定するのならば、それを尊重しようとされるお方である。

故にこのタイミングになった理由を推察するならば、参院選への影響を避けるためとしか思えないのだ。どのような形であれ選挙前に譲位のご意向を示されたならば、上の記事でリテラが言うようなことを憲法護持の"錦の御旗"にして選挙を戦おうとする政党や候補者が現れる。それこそが「政治利用」ではないのか。

 

いずれにしても、安倍の頭の中にあるのは天皇を政治利用することだけ。こういうのをきっと連中の用語では「君側の奸」というのだろう。

http://lite-ra.com/2016/07/post-2416_4.html

 この言葉をそっくりそのままお返ししたい。